肩こりを無くそう!! ~肩こりのメカニズム~

カテゴリー

暑さも、少しづつ和らいできましたね。

今回は多くの人が生活の中で抱えている「肩こり」の原因や

メカニズムについて紹介していきます。

皆さんは、肩こりになる原因を知っていますか?

肩こりの原因それは、、、、、
姿勢が大きく関係しています。

姿勢と肩こりの関係には、頭の重さに理由があります。
頭の重さは体重の約1割あると言われており、
ボーリングの球と同じくらいの重さがあります!!
皆さんは、ボーリングの球を常に持ち続けていられますか?
私は、できません...ですが実際には首の後ろの筋肉が、
ボーリングの球を持ち続けているのです。


筋肉には、伸ばされた分だけ縮もうとする力が働きます。
そして、長時間不良姿勢のままでいると筋肉は常に働き続けなくてはいけなくなり、
疲労し硬くなっていきます。
筋肉が硬くなると血流が悪くなり、痛みやだるさが出てきます。これが肩こりの原因です。

次に肩こりを起こす筋肉を紹介します。代表的な筋肉として、
僧帽筋肩甲挙筋という筋肉があります。
下の図を見ていただくと分かる通り、これらの筋肉は肩甲骨から頭の後ろについているため、
頭が前に出たときに伸ばされそうだなとイメージできませんか?
あまりイメージが湧かないという方は、
一番右側の図を見ていただくと分かりやすいのではないかと思います。 

ここまでで不良姿勢と肩こりの関係について理解することができたのではないかと思います。
しかし、不良姿勢になってしまう原因は、体幹も関係しています。
体幹が安定していることで頚部の筋肉が無理に働かなくてもよくなり、
結果的に肩こりの予防になります。

そこで重要になるのが腹圧です。腹圧って何?と思った方も多いかと思います。
腹圧とは、お腹を膨らませるなどした時にかかる圧力のことです。
この圧力がある事により、体幹が安定し良い姿勢を保ちやすくさせています。
腹圧を上げる筋肉として腹斜筋腹横筋という腹筋群、
脊柱起立筋という背筋群、横隔膜、肛門を閉じる骨盤底筋群があります。



今回は原因やメカニズムについて紹介しました。
これらのことから、姿勢は見た目が悪いだけでなく、
筋肉にも大きな影響を与えているということを理解することができましたか?
もっとよく知りたいという方は、是非当院にご相談ください。
次回は肩コリに対する運動を紹介します。

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

熱中症の救急対応~あなたの行動で命が救われる~

カテゴリー

日に日に暑さが厳しくなってきましたね。

当院でも来院される患者さんに熱中症予防を呼びかけています。
皆さんの周りで熱中症で体調を悪くされている方はいませんか?

実際熱中症の応急処置を知っている方は少ないと思います。

そこで今回は熱中症への応急処置について紹介します。

熱中症の救急処置は「FIRE」(ファイヤー)と記憶(予防も同じ)

熱中症における臓器障害の抑止には、

水分補給と体温を下げることがキーポイントとなります。

スポーツ・教育現場での「FIRE」処置は具体的には次のようになります。

いざというときにそなえて覚えておきましょう。

F(Fluid)・・・液体(水+塩分)の経口摂取、または点滴

  • 1. 意識があれば、スポーツドリンクなどを飲ませる。
  •    意識が混濁していればできるだけ早く点滴を開始する

I(Ice)・・・身体の冷却

  • 2. 衣服を脱がせる
  • 3. 氷嚢または冷えたカンジュース等で首筋・わきの下・足の付け根など
  •       大きな動脈が触れる部位を冷却
  • 4. うちわや扇風機で風を送る
  •  

R(Rest)・・・運動の休止・涼しい場所で休む

  • 5.  涼しい場所で休ませる。可能であればクーラーのある部屋へ移す

E(Emergency)・・・「緊急事態」の認識・119番通報

  • 6.   119番通報・救急車の手配
  • 7.   意識状態のチェック
  • 8.   体温のチェック(現場での体温は熱中症診断に役立つ重要な情報です)
  • 9.   医療機関に到着したら、倒れた現場での状況、気温
  •         スポーツの強度・練習時間などを担当医に話す


もし目の前で家族や友人が熱中症の疑いとなったら勇気をもって実践してください。


やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html






 

2022年 夏期休暇のお知らせ

カテゴリー

今年も梅雨が明け、夏本番になりました。

2022年夏季の休診日のお知らせです。

 

8/11

(木)

12

(金)

13

(土)

14

(日)

15

(月)

16

(火)

午前

×

×

×

×

×

午後

×

×

×

×

×


8月16日から通常診療になります。

皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

夜蒸し暑くない?~夜間に起こる熱中症について~

カテゴリー

ニュース等の報道番組では、梅雨明けも近いとよく耳にする今日この頃。

梅雨の終わりと共に暑さがやってきます。
蒸し暑いと気もめいりますよね。

今回は、熱中症の中でも夜間に起こる熱中症について紹介していきます。

最近は夜になっても気温が下がらずにいる事が多いですよね。

ここ数年寝る時に冷房の設定温度が高かったり、冷房をつけずに寝てしまい
夜間寝ている間に熱中症になるケースが増えいます。

何故昼間より気温が低く、動いていない夜に熱中症になるのか?




実は熱中症の約4割は夜間に発症します。

寝ている間でも、人間は呼吸や汗で約200~500mlの水分を失います。

また、寝る前の行動で夜間体内の水分量は減少します。

代表的なもので入浴と飲酒が挙げられます。

寝る前にお風呂に入りお風呂で体が温められると、
身体を冷やそうとより汗をかき体内の水分が失われます。

暑い日の夜、食事の時にビールなどのお酒を一緒に飲むことにより
アルコールによる利尿作用で、摂取後は血液中の水分量が低下します

このような寝る前の行動で夜間の熱中症リスクが高くなります。

熱中症を予防する1番の対策は、水分補給です。

寝る前に、コップ1杯(約200ml)の水分補給するだけで
夜間の熱中症のリスクを抑えられます。

寝室をクーラー等で冷やすのもいいでしょう。
その際注意して頂きたいのが、冷風を直接体に当てないことです

寝ている間に冷風を直接体に当ててしまうと風邪などの体調不良の原因にもなります。



冷風を直接体に当てないように扇風機やサーキュレーターなどを使って
風を循環させると室温が下がり快適になります。

熱中症対策をして快適な夜を過ごしてください!

以前熱中症対策についての記事を書いたことがあります。
こちらも是非参考にして下さい。

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

受付開始時間変更のお知らせ

カテゴリー

平素よりお世話になっております。

この度令和4年7月1日から当院の受付開始時間が変更になります。

AM 8:30 → 8:45

PM 15:30 → 15:45


以前の時間より15分遅く受付を開始します。

皆様にはご迷惑をお掛け致しますがご理解のほどよろしくお願いいたします。






やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

この夏の食事であなたの身体が変わります ~鍛えるための食事~

カテゴリー

『キンチョーの夏、日本の夏。』『101回目の夏』でおなじみの夏です

今月は【スポーツ選手を応援しよう~supported by やまうち整形外科~】という企画で『食』についてサーっと語っていきたいと思います。
突然ですが、FCバルセロナのリオネル・メッシと男子プロテニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチを知っていますか?
サッカー界とテニス界を代表するトップ選手ですね。

では、二人の共通点は何だと思いますか?
・世界最高の選手
・とんでもないお金持ち
このあたりが浮かんでくるのではないでしょうか

まだまだですね。 

二人に共通しているのは、食事が転機になっていることです。

メッシは、食事を変えたことで怪我が減りパフォーマンスが上がったと言われています。

ジョコビッチは、小麦製品の摂取をやめてパフォーマンスが上がり、世界ランク1位に上り詰める原動力になったそうです。

食事を変えただけでそんなに変わるものか?

確かにそう思います。
でも、自分の体は自分が食べたもので作られていますよね。
つまり、良い食事を摂ればトレーニング効果が上がり、パフォーマンスの向上に繋がると
思いませんか。

でも、どんなものを食べればいいの?
多くの方はそこに行きつくと思います。
体にいいものを、あれもこれも食べるのは大変です。

今回紹介するのは、栄養フルコース型という食事方法です。
メニューを主食主菜野菜果物乳製品の5種類に分ける方法です。
それぞれを簡単に説明していきます。

主食
 ご飯、パン、麺類、イモ類等の炭水化物です。
 エネルギー源になり、スポーツ選手には必須の栄養素です。

主菜(おかず)
 肉、魚、卵、大豆製品等のタンパク質が豊富な食品群です。
 強い筋肉を作るためには欠かせない栄養素を含みます。

野菜(副菜)
 主に体の調子を整えるミネラルやビタミンを含んでいます。
果物
 エネルギー源の糖質、疲労回復に効くビタミンが含まれます。
乳製品
 牛乳、ヨーグルト、チーズ等が含まれます。
 主に、骨を丈夫にするカルシウムが含まれます。
 


5種類に分けて考えるとイメージがしやすいかと思います。

※食べる量に関しては競技や練習量によって左右されるので気を付けてください。

横綱・白鳳のような当たり負けしない体を手に入れるもよし
クリスチアーノ・ロナウドのような腹筋バキバキの鋼鉄の体を手に入れるもよし
イチローのようにしなやかで怪我をしにくい体を手に入れるもよし

この夏、あなたは食事を変えて、どんな体とパフォーマンスを手に入れますか?

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

2022年 ゴールデンウィークのお知らせ

カテゴリー

4月に入り、
冬の寒さもだんだん落ち着き、暖かくなってきました!
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

体調管理、感染対策をして、
健康に楽しくお過ごしください。

それでは、GWの休みについてのお知らせです。


 

29

(金)

30

(土)

5/1

(日)

2

(月)

3

(火)

4

(水)

5

(木)

6

(金)

7

(土)

AM

×

×

×

×

×

×

PM

×

×

×

×

×

×

×

×



皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

5月2日(月)は平日ですがお休みとさせて頂きます。

5月6日(金)より通常診療となります。

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

花粉症について知ろう part2

カテゴリー

最近黒い車を見ると黄色い粉がついているのが目立つようになりました。
きっと花粉です。

天気予報など見ても花粉の量が多いのがわかります。

病態編で花粉症のメカニズムがなんとなく理解していただけたかと思います。

対策についてお伝えしましたが、運動でも対策をすることができます。

今回は花粉症と運動について紹介します。

花粉症は免疫機能が過剰に働くことによって症状が強くなります。
そのため免疫機能を整えることが症状緩和につながります。
自律神経が安定して働くことで免疫機能も安定して働くことができると言われています。

自律神経を安定させる効果があると言われている運動強度は、
低~中等度負荷の運動と言われています。
低~中等度の運動強度は、楽だと感じる~少しきついなと感じる程度の運動と
言われています。

運動の例です

○家の中で行える運動 (回数は参考です、その日の体調と相談しながら行ってください)
 1.ラジオ体操
  ・1回3分強で行え、NHKでも放送されているため手軽にできるのではないかと思います。

 2.スクワット:1セット10~15回×1~3セット
         
 3.踏み台昇降:1回約5分
        
2、3の運動はどちらもテレビやラジオを見たり聞いたりしながらできる運動なので
隙間時間に行えるかと思います。

注意点として、きついと感じたら回数やセット数を減らしてください。

低~中等度負荷の運動では、交感神経を過剰に働かせず、心臓の働きを促進させることが出来ます。
理由としては、筋肉のポンプ作用や迷走神経と呼ばれる脳神経の作用によって心臓の負担を少なくするからです。


また、運動に体が慣れてくると副交感神経が働き始めるため、
リラックス状態になり免疫機能が異常に働くのを抑えてくれます。
運動については行いやすいものを選択して無理のない範囲で行ってください。

また、紹介していない運動もいろいろとあります。
自分に合った運動を探して行ってみてください。
まずは、今回紹介させていただいた運動を試してみるのはいかがですか?
もし、運動をしてみて痛みや体の重さが気になるという方がいらっしゃれば是非当院へご相談ください。

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

花粉症について知ろう part1

カテゴリー

3月になり、だいぶ暖かくなってきましたね。

暖かくなると共に花粉の量も増えてきます。
花粉症の方々にとってはつらい季節です。
そこで、今回は花粉症についてお伝えしたいと思います。

まず、花粉症でアレルギー症状が起こるのはなぜか皆さん知っていますか?
そのメカニズムを説明します。

花粉症の症状は、鼻や目の粘膜に花粉がつくことから始まります
花粉の大半は粘膜の働きによって外に出されるのですが、
残った花粉から抗原成分が粘膜の中に染み込んできます。
その抗原成分にIgE抗体と呼ばれる免疫細胞が反応してアレルギー反応を引き起こします。


花粉症の方はこのIgE抗体が必要以上に反応してしまうため、
鼻汁や目のかゆみといった症状が出てきます。
つまり、花粉の抗原を体から出そうと必要以上に働いてしまうことで鼻汁や涙が出てきます。

花粉症の原因となりやすい植物の花粉飛散時期が違います。
春は症状がない方や花粉症かも?という方は表を見ていつごろから予防や対策を始めるか参考にしてみてください。




次に花粉症の対策について紹介します。

一番の対策としてはなるべく家から出ず過ごすことですが、生活をする上でそれは難しいと
思います。
そのため外出する際の対策は…

メガネ(またはゴーグル)、マスク・スカーフ帽子を着ける
スベスベした服を着る
・髪の長い方はまとめる

これらをすることで身体につく花粉の量を減らすことができます。
また、マスクをつけるだけで吸い込む花粉を1/3~1/6まで減らせることができ、
メガネでは1/4まで減らせることができるようです。(花粉症用のメガネだと1/6まで軽減)
 
この季節は洗濯を外に干せないという方も多くいるのではないかと思います。
一番の対策は家の中で干すことですが、外に干すときの対策を紹介します。

・洗濯する際に柔軟剤を入れる
・洗濯物を取り込むときにはたく

柔軟剤を入れることで静電気が起きにくくなり花粉の付着を防止する効果があります。
また洗濯物に付着している花粉はさほど多くないとの報告もあるため
はたく際は神経質になる必要もないかと思われます。
自分に合った対策は色々あると思いますが、まずは表や対策法を参考にしていつごろから対策を立てればいいのか考えてみて下さい。

次回花粉症対策~運動編~を紹介します。

やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html



 

危険はあなたのすぐそばに!?~ヒートショックを防ごう~

カテゴリー

今回はヒートショック対策について紹介していきます。

ヒートショックとは以前の記事で書かせていただいた通り、
温度の急激な変化で血圧が大きく変動することによって、
失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を引き起こす危険性が高くなることです。



皆さんは対策としてどのようなことを行っていますか?
今回は今日から行える対策をいくつか紹介させていただきます。

1.脱衣所の温度管理
 衣類を脱ぐときに体温が下がるため脱衣所を暖かくしましょう。
 小型の暖房器具や他の部屋と一緒に温めると急激な血圧上昇を防げます。

2.シャワーで湯はりをして浴室全体を暖める
 シャワーでお湯を張ることで浴室全体が暖まり、
 湯船に入ったときの温度差を少なくします。
 シャワーの温度を少し高めに設定しましょう。

3.飲酒後・食事直後を避ける
 飲酒後・食事直後は血圧が下がりやすいため注意が必要です。
 食後の場合は30~90分・飲酒後*は2~4時間後を目安に
 入浴してください。
 *飲酒量や体質によっても変わります。

4.湯温を低めに設定
 湯温を高くしないことで体温が急激に上がるのを防ぎます。
 湯温を41℃以下にすることで急激な血圧低下を防げます。


ヒートショック現象が起こる頻度は夏と比べて
冬はおよそ11倍も多くなると言われています。
血圧が高い方やご高齢の方は特に注意が必要です。

少し手間かと思うこともあるかもしれませんが
ちょっとしたことでヒートショックを予防できます.
心疾患など血圧が気になる方は是非実践してみて下さい。


やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html