寒暖差が激しい時期に注意 ~ヒートショックについて~

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気温が下がっている時期、特に高齢者高血圧の人
糖尿病・脂質異常症で動脈硬化が進んでいる人に
家の中で気を付けて頂きたい現象があります。

皆さん何か分かりますか?

それは・・・

ヒートショック現象です!

テレビなどで聞いたことある方もいると思いますが、
詳しく知らないという方もいるかと思います。

そこで今回はヒートショックがどのようなものか紹介していきます。

ヒートショック現象とは?

温度の急激な変化で血圧が大きく変動することによって
失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こす危険性が高くなることです。


家屋内では、暖房の効いた部屋から廊下に出る時、特に冬場の入浴時に多く発生します。

なぜ冬場の浴室で多いのか?

寒い脱衣室では衣類を脱ぐことで体の表面の温度が10度前後下がります。
それに伴い、手足の血管が細くなり、体幹部の血流量が多くなり血圧が上昇します。

そのような状態で入浴すると手足の血管は広がり、上昇した血圧が急激に低下します。

血圧の急変動によって失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などの症状がでます。

このように浴室では、急激な温度変化が大きいためヒートショック現象が
起こりやすいです。



寒い時期には、このよな危険が家の中にも潜んでいることを知っておくのも、
とても大切なことです。

次回 は[ヒートショック対策] について紹介していきます。

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交通事故の後、首の痛みってなぜ起きるの?~むち打ちについて知ろう~

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今回は交通事故によって起こるむち打ちのメカニズムや症状について紹介していきます。

むち打ちとは?
事故により首が振られたことによって生じた頭頚部の衝撃によって、
レントゲン写真上に骨折などの異常がないにも関わらず、
首や腰の症状を引き起こしているものと言われています。


どんな症状がでる?
首の痛み・背中の痛み・腰痛・頭痛・めまい・しびれなどそのほか様々な症状が現れます。
ただし受傷の仕方によっても様々であるため統一性がなく症状に個人差があります。



なぜ症状が生じるのか?
例えば…
時速4~10Km/時の追突事故が起きます。
その時、頭部には5G以上の加速度が加わると言われています。



他の乗り物で表すと…
ジェットコースター!!!種類にもよりますが3-5Gと言われています。
F1ドライバー!!!ドライバーたちは約5Gに耐えながらレースをしているそうです。
これが、私たちの体に不意に起こると、これだけの衝撃を身構えることなく
首や腰に受けることになります。



症状が出現する時期
6時間以内・24時間以内・72時間以内に症状が出現したというデータがあります。
すぐに症状がでなくても…
次の日の朝に「あれ?首が重たいかもしれない…」「だんだん首や肩が張ってきている」
「首や腰が疲れやすい」などあると思います。


当院では医師の診断に基づき、治療を行っていきます。
治療の流れとして、患者様の体の状態を確認し病態説明を行いながら
徒手療法・物理療法など治療の選択をしていきます。
事故直後は特に興奮状態である事が多いため症状が変わりやすいです。
当日感じなかった痛みが出てきたり痛みが強くなったりした時なども
症状をしっかり聞き治療を行っています。
その他には、患者様の生活スタイルから例を挙げるとデスクワークの方に多い
猫背の姿勢が筋肉を疲れやすくする原因の1つになったりもします。


事故にあわれて様々なトラブルや不満などからメンタル的に辛い方も多いと思います。
当院では、患者様のお話をしっかり傾聴し心理的な部分からもサポートいたします。
「この症状かな?」と悩んだり、痛みや不安があるようでしたらそのままにせず是非やまうち整形外科にご相談ください。

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2023年 年末年始のお休みについて

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今年も残すところあと1ヶ月となりましたね。

2023年の年末年始のお休みについてお知らせします。

12月29日(金)~1月3日(水)までお休みさせていただきます。
1月4日(木)から通常診療になります。


皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

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体を動かして疲労回復!?  ~アクティブレストについて~

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今月は 『疲れのとり方』 をひとつ紹介したいと思います。

みなさんは疲れた時どんな方法で疲れをとりますか?

ひたすら寝る
マッサージに行く
疲労回復に良い物を食べる
温泉に入る

など人それぞれかと思います。

今回紹介するのは『アクティブレスト』という方法です。

アクティブレストとは、疲労時に軽く体を動かすことで血流の改善を図り、
疲労物質の排出を促すことで疲労を減少させることです。

効果としては

①疲労回復  
②心身のコンディションを整える 
 


実際にプロ選手も試合の翌日に取り入れたりしています。
ラグビー日本代表の姫野選手は、試合の翌日にマイナス150度のマシンで体を冷やし
常温に戻すという方法で体のケアをしていたそうです。

簡単にできる方法を紹介していきます。

①ストレッチ
筋肉を伸ばすことで血行が良くなり可動域の改善・筋肉の張りの改善が期待できます。

②有酸素運動
 有酸素運動を行うことで幸福ホルモンと呼ばれる『セロトニン』の
 分泌が促され、精神を安定させ気分を高揚させる働きがあります。

③入浴
 水圧・温熱・浮力の効果を活用することで疲労回復を促します。
 温度は40度くらいが効果的です。
 また、疲労が強い時は冷たい水と交互に入る交代浴が効果的です。

ポイントは、ゴロゴロ・ダラダラしないで
【Active ~積極的に行動~】 です

今年も残すところあと1か月半です

疲れをため込まないように行動していきましょう。




 

不快指数って何? ~湿度と気温の関係性~

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気温と湿度から考えられる”不快指数”って皆さんご存じですか?

今回は、これからの時期熱中症等の対策に役立つ不快指数について紹介していきます。

不快指数とは?

不快指数とは夏の蒸し暑さを数量的に表した指数で、温熱指標の一つです。

不快指数は計算で求めることができます。

<不快指数=0.81 × 温度 + 0.01 × 湿度(%) × (0.99 × 温度 - 14.3)+ 46.3>

この計算で日本人の場合、不快指数が77をこえると不快感を覚える人が多いそうです。



不快指数の体感は下記のようになります

 不快指数   体感
 
  ~55       寒い
  55~60     肌寒い
  60~65     何も感じない
  65~70     快い
  70~75     暑くない
  75~80     やや暑い
  80~85     暑くて汗がでる
  85~       暑くてたまらない

不快指数の早見表



今の時期冷房を使うか迷う方も多いかと思います。

上記の早見表を見ても解るように、湿度を下げるだけでも快適に過ごせるのです。

家や職場では、人によって寒かったり暑かったりする人がいます。
そんな時に不快指数を参考に湿度のコントロールをすることで
快適な気温と湿度が保てます。

快適な気温と湿度を保つことは健康にも影響します。

寒すぎることで代謝が落ち免疫力の低下にもつながります。

不快指数をうまく利用して、この夏を乗り切りましょう!

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熱いと足がつりやすい ~熱中症と足がつる原因~

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暑さも日に日に厳しくなってきましたね。

熱くなってきたこの時期になると患者さんから「足をつった」とよく聞きます。

熱中症の症状で足をつることは皆さん知っていると思いますが、その理由を知っていますか?

今回は、熱中症で足がつるメカニズムについて紹介していきます。


・足がつるってどんな状態?
足がつる、こむらが返ったとよく言いましが、足がつっているのは筋肉が異常に硬直している状態です。


・熱中症と足がつることの関係性
熱くなると体温調節のために汗をかきます。汗には水分以外にもカリウムやナトリウムなどが含まれています。
汗をかくことで、体内の水分とカリウム、ナトリウムが減っていきます。
そこに水分のみ補給していくと、体内の塩分濃度が薄くなっていきます。
汗には、1リットルあたり4.5gの塩分が含まれています。汗をかいた状態で水のみを飲み続けると体内の塩分濃度が下がり
筋肉や神経が興奮しやすくなり筋肉痛や筋肉の硬直である熱けいれんが起きて、「足がつる」といった症状が出ます。
特に高齢者の方は脱水症状になりやすい為、熱い時期には頻発する方が多いです。

・足がつったら?
まず涼しい場所で安静になってください。そのうえでスポーツドリンクやOS-1などで水分とミネラル補給をしてください。
水しかない場合は、塩などを少し入れるといいです。

部活などの運動中に足をつった場合には、氷嚢等を使って患部をマッサージする方法もあります。


・足をつらないようにする予防は?
定期的な水分補給と休息がとても大事です。
水分だけでなく、カリウムやナトリウムなどのミネラル補給が大事です。


熱中症と足がつる事の関係性について少しでも知っておくことで予防に繋がります。
他にも熱中症についてのブログを上げているので是非読んでみてください。








 

2023年 夏季休診日のお知らせ

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梅雨明けが近くなり気温も高く、暑くなってきましたね
皆さん熱中症には十分に注意してください。

2023年夏季休診日のお知らせです。

 

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(木)

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(金)

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(火)

16 (水)

午前

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午後

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×

×

×

×

×


8月16日から通常診療になります。

皆様にはご不便をおかけして申し訳ありません、よろしくお願いします。

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知らないうちに熱中症になっている!? ~夜間に起きる熱中症について~

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ニュース等の報道番組では、梅雨明けも近いとよく耳にする今日この頃。

梅雨の終わりと共に暑さがやってきます。
蒸し暑いと気もめいりますよね。

今回は、熱中症の中でも夜間に起こる熱中症について紹介していきます。

最近は夜になっても気温が下がらずにいる事が多いですよね。

ここ数年寝る時に冷房の設定温度が高かったり、冷房をつけずに寝てしまい
夜間寝ている間に熱中症になるケースが増えいます。

何故昼間より気温が低く、動いていない夜に熱中症になるのか?




実は熱中症の約4割は夜間に発症します。

寝ている間でも、人間は呼吸や汗で約200~500mlの水分を失います。

また、寝る前の行動で夜間体内の水分量は減少します。

代表的なもので入浴と飲酒が挙げられます。

寝る前にお風呂に入りお風呂で体が温められると、
身体を冷やそうとより汗をかき体内の水分が失われます。

暑い日の夜、食事の時にビールなどのお酒を一緒に飲むことにより
アルコールによる利尿作用で、摂取後は血液中の水分量が低下します

このような寝る前の行動で夜間の熱中症リスクが高くなります。

熱中症を予防する1番の対策は、水分補給です。

寝る前に、コップ1杯(約200ml)の水分補給するだけで
夜間の熱中症のリスクを抑えられます。

寝室をクーラー等で冷やすのもいいでしょう。
その際注意して頂きたいのが、冷風を直接体に当てないことです

寝ている間に冷風を直接体に当ててしまうと風邪などの体調不良の原因にもなります。



冷風を直接体に当てないように扇風機やサーキュレーターなどを使って
風を循環させると室温が下がり快適になります。

熱中症対策をして快適な夜を過ごしてください!

以前熱中症対策についての記事を書いたことがあります。
こちらも是非参考にして下さい。

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事故にあうと何で首・腰が痛いの? ~むち打ちについて知ろう~

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新型コロナウイルスによる規制も解除され、大型連休などで出かける方も増えたと思います。

そうなると車に乗る機会も多くなりますよね!

そんな時、皆さんには事故にあわない様に気を付けて頂きたいです。
しかし、事故は自分がいくら気を付けていても向こうからやってくることもあります。

今回は交通事故によって起こるむち打ちのメカニズムや症状について紹介していきます。


むち打ちとは?
事故により首が振られたことによって生じた頭頚部の衝撃によって、
レントゲン写真上に骨折などの異常がないにも関わらず、
首や腰の症状を引き起こしているものと言われています。


どんな症状がでる?
首の痛み・背中の痛み・腰痛・頭痛・めまい・しびれなどそのほか様々な症状が現れます。
ただし受傷の仕方によっても様々であるため統一性がなく症状に個人差があります。



なぜ症状が生じるのか?
例えば…
時速4~10Km/時の追突事故が起きます。
その時、頭部には5G以上の加速度が加わると言われています。



他の乗り物で表すと…
ジェットコースター!!!種類にもよりますが3-5Gと言われています。
F1ドライバー!!!ドライバーたちは約5Gに耐えながらレースをしているそうです。
これが、私たちの体に不意に起こると、これだけの衝撃を身構えることなく
首や腰に受けることになります。



症状が出現する時期
6時間以内・24時間以内・72時間以内に症状が出現したというデータがあります。
すぐに症状がでなくても…
次の日の朝に「あれ?首が重たいかもしれない…」「だんだん首や肩が張ってきている」
「首や腰が疲れやすい」などあると思います。


当院では医師の診断に基づき、治療を行っていきます。
治療の流れとして、患者様の体の状態を確認し病態説明を行いながら
徒手療法・物理療法など治療の選択をしていきます。
事故直後は特に興奮状態である事が多いため症状が変わりやすいです。
当日感じなかった痛みが出てきたり痛みが強くなったりした時なども
症状をしっかり聞き治療を行っています。
その他には、患者様の生活スタイルから例を挙げるとデスクワークの方に多い
猫背の姿勢が筋肉を疲れやすくする原因の1つになったりもします。


事故にあわれて様々なトラブルや不満などからメンタル的に辛い方も多いと思います。
当院では、患者様のお話をしっかり傾聴し心理的な部分からもサポートいたします。
「この症状かな?」と悩んだり、痛みや不安があるようでしたらそのままにせず
是非やまうち整形外科にご相談ください。

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