なんか足の指が痛い!? 場所からわかる痛みの原因! 親指編

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今回から、足指の痛みについていくつかに分けて紹介していきたいと思います。
今回は母指の痛みについて紹介していきます。


日常生活の中で足指が痛いと感じる方はいませんか?
今回はその中でも親指の痛みの原因について紹介していきます。

母指の痛みが出る疾患

・外反母趾
 
 外反母趾は靴からの影響で起こりやすいといわれています。
 指の付け根の関節から先が小指側へと変形し、関節部での炎症が起きます。
 一般的に15度以上の変形していると外反母趾といわれています。
 外反母趾の場合、指をどの方向に動かしても痛みが出るものと
 炎症によりコブのようなもの(バニオン)ができるものがあります。

・強剛母指

 強剛母趾とは、親指の関節の働きが悪くなり、重度の変形性関節症により、
 足指の関節上部に骨棘と呼ばれる骨の突起ができることでおきる症状です。
 強剛母趾の場合は地面から 指を反らした時に痛みを生じます。

・種子骨障害

 種子骨は、足指の力をより発揮させるための役割を持った小さな骨です。
 この骨は足の一番底面にあるので、地面へ踏み込んだ時やジャンプなどの衝撃により、
 周囲が炎症を起こします。主に、バスケット・陸上・サッカー・剣道・柔道など、
 踏み込みに負荷がかかるスポーツで起きやすいとされています。

痛風  
  
 体内に貯留している尿酸が親指の関節に貯留し結晶化します。
 そこから関節内で炎症が起こり痛みが生じます。
 健康診断で尿酸値が7以上の方は要注意です。
 上記の3つと違い、内科疾患(循環障害、泌尿器疾患など)で起こります。

これらの疾患は予防することができます。
もし親指に痛みを感じるような事がありましたら、近くの医療機関を受診することをお勧めします。

次回靴から予防する外反母趾について紹介します。


やまうち整形外科ホームページ
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