4月に入り数週間が経ちましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
新年度が始まり新元号『令和』の発表を経て、新たな環境で仕事や学校生活を始められた方も多いかと思います。
環境が変わると人間関係を再構築したり、新しく覚えなくてはならない事が増えるためストレスを感じる事もあるかもしれません。
やる気がなかなか出ないのは5月病ならぬ4月病とも言われていますよね。
この春は寒さが長引いたためか、やまうち整形外科のある浜松は例年より桜の開花も遅れましたが、寒暖差が大きく生活環境も変化するこの時期は花だけでなく私たち人間にとっても不調をきたしやすい季節でもあります
万が一そうなってしまった時、皆さんはどのような方法で気持ちを整えたりリラックスしたりしますか?
運動をして身体を動かす、美味しいものをお腹いっぱい食べるなどストレスを発散するなど方法はいろいろあると思いますが、クラシック音楽を聴きくという選択はどうでしょうか。
良質な音楽には人の心を癒したりリラックスさせたりする効果があると言われています。よく自律神経いう言葉を耳にしますが、これは私たちの生命維持にかかわる身体の様々な働きを支配するもので、大きく分けて心と体を活発状態にする「
交感神経」と休息や安静状態にする「
副交感神経」に分けられます
リラックス効果のある音楽を聴いている時、脳内では自然の鎮痛剤と呼ばれている脳内物質である「
エンドルフィン」の分泌が増大します。これには
副交感神経を優位にさせる効果があるため心拍数や呼吸を落ち着かせたり多好感が得られやすい状態になります
リラックス効果のある音楽というのはα波といわれる脳波を誘発したり感情を落ち着かせる 1/fゆらぎ を多く含んでいるものが適しています。クラシック音楽の多くにはその要素があると言われています
今回は春にちなんだオススメの曲をいくつかピックアップしてみました。短めのもので普段クラシック音楽に馴染みのない方でも一度は耳にした事があるものばかりです。
○ヴィバルディ: 『四季』より 春
春といえばこの曲!音楽の授業で聴いた人も多いかもしれませんね。古典の分類ですが美しい弦楽は全く古さを感じさせません。
お勧め演奏::イ・ムジチ合奏団
○チャイコフスキー: バレエ組曲くるみ割り人形より 花のワルツ
組曲の最後を飾る華やかで踊りだしたくなるような曲です。明るくかつ壮大なワルツ は暖かい春の訪れを感じさせてくれます。フィギアスケートでもよく使われますね。
お勧め演奏:ベルリン・フィルハーモニー×ヘルベルト・フォンカラヤン
○ヨハンシュトラウスⅡ世: 春の声
日本では皇室アルバムのテーマ曲としても知られています。改元にあわせて聴いてみるのも良いかもしれませんね。
お勧め演奏:ウィーンフィル・ハーモニー交響楽団×ヴィリー・ボフコフスキー
○メンデルスゾーン: 春の歌
メロディーの合間を縫うような装飾音にかわいらしさや軽やかさが表現されています。短い曲ながら楽しさの詰まった作品です。
お勧め演奏:アンドラ-シュ・シフ
○ショパン: エオリアンハープ
さわやかな風が吹き抜けるような美しい旋律は自然に吹く風によって音を奏でる事のできるエオリアンハープをイメージしたものです。新緑の季節に合ったピアノ曲です。
お勧め演奏:ウラディミール・アシュケナージ
番外編
○マルコニ・ユニオン:ウェイトレス
少し長めですがイギリスの音楽療法学会によって世界で最も癒し効果が高い音楽であることが証明された曲です。画像はありませんが某有名動画アプリでも5000万回近く再生されていますので気になる方はチェックしてみてください。それにしてもこれだけ多く再生されるということは世界中のみなさん、やっぱりお疲れなんですね…
どうですか?曲を聞いてみたら「あ-この曲か」と思った方も多いかと思います。大型連休が終わったあと、仕事や学校に行きたくないなんて思うこともあるかもしれませんが、春らしい爽やかな音楽を聴いて気持ちを整えてみてはどうでしょうか。ちなみにやまうち整形外科は4月30日(火)~5月2日(木)午前は診察、リハビリともに元気に開いています!
音楽とともに当院の休診予定もCheck it outです!!
やまうち整形外科ホームページ
http://www.yamauchiseikei.jp/index.html